エムエスインフォメーション

2012.08.02更新

痛風(高尿酸血症)と診断されたら、以下の点に気を付けて食事療法に取り組みましょう。

1 肥満傾向の人は標準体重にしましょう
体重が増加すると尿酸値の増加がみられます。太っていて尿酸値の高い人は、過食に注意し減量を第一選択としましょう。ただしあまり急激に体重を減らすと、尿酸の産生が過剰となり尿酸値が上昇するので注意が必要です。

2 プリン体を多く含む食品の摂取は控えましょう
尿酸は体内で一日に約700mg産生されます。これに対して食事からのプリン体摂取は尿酸にして300〜400mgなので、食事でプリン体を厳しく制限するよりも体内での生成を抑えるほうが有効です。 現在では薬も開発され、以前ほど食事の「プリン体」制限が厳しく考えられなくなってきています。しかし、尿酸は水に溶けにくく排泄量が少ないことから、食事でのプリン体制限も必要となります。

食品中のプリン体は細胞中に存在しているため、ほとんどすべての食品に含まれます。特に多い食品としては、細胞数の多い魚・肉類の内臓類(あん肝、レバーなど)や、いわし・うに・かになどがあります。プリン体は水に溶けるので、肉や魚からとったスープに多く含まれます。濃厚なとりがらスープやとんこつスープなどにも注意が必要です。

プリン体の多い食品と少ない食品(mg/100g)

極めて多い (300mg~) 鶏レバー、マイワシ干物、イサキ白子、鰹節、
あんこう肝酒蒸し、煮干し、干し椎茸
多い (200~300mg) 豚レバ―、牛レバー、カツオ、マイワシ、
大正エビ、マアジ干物、さんま干物
少ない (50~200mg) ウナギ、ワカサギ、豚ロース、豚バラ、
牛肩ロース、牛肩バラ、牛タン、マトン、
ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、
ツミレ、ほうれん草、カリフラワー
極めて少ない (~50mg) コンビーフ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、
焼きちくわ、さつま揚げ、カズノコ、スジコ、
ウインナソーセージ、豆腐、牛乳、チーズ、
バター、鶏卵、とうもろこし、じゃがいも、
さつまいも、米飯、パン、うどん、そば、
果物、キャベツ、トマト、にんじん、大根、
白菜、ひじき、わかめ、こんぶ



次回は痛風(高尿酸血症)における食事療法のポイント(後編)について解説します。

(参考・抜粋 東京都病院経営本部ホームページ)
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/eiyou/tsufu.html#link02

投稿者: 株式会社中日エムエス