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2012.02.16更新

脂質異常症にならないためには、生活習慣の改善が第一優先です。食生活の乱れ、運動・睡眠不足、酒、喫煙、ストレスなど脂質異常症を誘引する危険因子を生活から遠ざけ、尚且つ、積極的に活動・運動し、自分の時間を持つなど、イキイキと健康的に過ごすことが大切です。

脂質異常症は、食事療法と運動療法が治療の基本となり、効果がない場合は、薬による治療を行います。その場合でも、食事・運動療法を継続することが大事です。脂質異常症治療の最終目的はコレステロールを下げ動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などを予防することです。

脂質異常症と生活習慣の関係では、

(1)喫煙はHDL(善玉)コレステロールを減らし、LDL(悪玉)コレステロールを酸化・変性させる
(2)ストレスはホルモンの分泌を狂わせ、コレステロールや中性脂肪を増やす
(3)アルコールの飲み過ぎは中性脂肪を増やす原因

と、言われています。


脂質異常症の運動療法

食事療法と並んで脂質異常症の治療の基本となるのが運動療法です。運動すると中性脂肪が減り、HDL(善玉)コレステロールが増えます。また、運動にはストレス解消や血圧・血糖値の低下などのメリットがあり、脂質異常症以外の生活習慣病の予防にもつながります。

脂質異常症の改善にはもっとも最適な運動は、有酸素運動であり、1日3kmあるいは1週間で20kmを目安にしたウォーキングが良いとされています。有酸素運動は、持続的に酸素を取り入れながら行うので、体内に蓄積された脂質が消費されます。運動量は年齢や症状によって個人差がありますが、できれば1日30分を目標にし、毎日続けると良いでしょう。

しかし、過激な運動で心臓、足腰に負担をかけ過ぎるのは好ましくありません。運動療法はその効果が現れはじめるのは最低でも3ヵ月はかかります。どのような運動をどの程度行うかは、必ず医師に相談してからはじめましょう。

投稿者: 株式会社中日エムエス

2012.02.01更新

動脈硬化の診断は、以下の3項目で行います。

高LDLコレステロール血症 :LDLコレステロール 140mg/dL 以上
低HDLコレステロール血症 :HDLコレステロール  40mg/dL 未満
高トリグリセリド血症          :トリグリセリド        150mg/dL 以上

・LDLコレステロールは血管や組織に運ばれる途中のコレステロールであり、この値が高いと動脈硬化が進みやすくなります
・善玉コレステロールであるHDLコレステロールは、血管や組織に余っていたコレステロールがHDLに回収されて肝臓に戻る途中のコレステロールであり、この値が低いと血管にコレステロールがたまって動脈硬化が進みやすくなります
・トリグリセリド(中性脂肪)が高いと動脈硬化が進みやすくなり、極端に高くなると急性膵炎を引き起こす危険性もあります


脂質異常症の食事療法

脂質異常症の食事療法は、第一段階として一日に摂取するエネルギー量を適正にし、摂取する炭水化物、たんぱく質、脂肪の配分をバランスのとれたものに改善します。
肥満がある場合は肥満の是正が重要です

厚生労働省が推奨している脂質異常症を防ぐ食事の基本は6項目です。
1.偏らず「栄養バランスのよい食事」を
2.摂取総エネルギー量を抑えて、適正な体重を保つ
3.飽和脂肪酸(おもに獣肉類の脂肪)1に対して不飽和脂肪酸(おもに植物性脂肪や魚の脂)を1.5~2の割合でとる
4.ビタミンやミネラル、食物繊維もしっかりとる
5.高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える
6.中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質と、お酒を減らす

次回は、脂質異常症の生活習慣について解説します。

投稿者: 株式会社中日エムエス